宗教を学ぶようになった経緯①

 

私は、宗教、特に一神教に興味があって、大学の頃から宗教関連の自分なりの勉強を続けてきた。

 

一番はじめに興味が湧いたのがホロコーストを知ったときである。

 

小学生の頃だったか、アンネフランクか、杉原千畝のことを知り、アウシュヴィッツの存在を知り、ホロコーストの事を知った。

戦争、そこまでは幼い私は理解できたのだが、なぜ急にユダヤ人という人種が出てくるのか、また、ユダヤ人とは一体何を指すのか、分からないまま、中学生くらいになり自ら本を読んで学ぶようになった。

 

自分で興味を持った事に対して知識を深めることは、楽しいとその時実感した。

私の学びのルーツはホロコーストである。

 

(なぜユダヤ教を専門にせず、キリスト教を専門にせず、イスラームに執着するようになったかは、自分でも分からないのだが…)

 

高校生の時は、宗教から派生し倫理学、哲学に興味をもち、気付けば和辻や柳田、鈴木大拙等日本文学に興味をもち、大学では京都大学哲学科にいこうと思った。

しかし残念なことに私は絶望的に数学が出来ないので諦めた。

 

また、哲学科は就職が困難であること、病む人間が非常に多い事、アンリベルクソンの時間についての研究を行いたかったが、数学ができない事…

様々な事情を考慮し『私は哲学を専攻しても見になるな人間でない』と判断した。

 

結局、中堅より少し下の大学に入学した。

 

大学時代、本当に最高だったのが映画と本の量である。絶版の本、見放題(しかもマイナーなものまで)の外国語の映画、何より素晴らしかった。

 

あぁ、もう一度大学生に戻りたいな。

何の話しようとしてたんだっけ。

宗教の話をしようとしてたのに、大きく逸れてしまった。また今度、話の筋を戻して、宗教の話をしたい。