お気に入りの男


今、すごくお気に入りの男がいる。
好きな男とは別に。

 

その男はとにかくプライドが高いくせに卑屈で、素直かと思いきや天邪鬼なところがあって、世渡り上手で人付き合いも好きなくせに女の扱いは上手くない、という、まぁ、一言で言えば面倒くさい男だ。

 

私は、昔からこういう面倒くさい男が好きで、面倒くせ〜なーと思いながら近くでウロチョロして怒らせたりちょっかいかけたりするのが最高に楽しい。


こういう面倒くさい男は、底抜けに優しいことが多いので、私に対して酷い扱いをしないと思っている。(勝手に…)

 

 

分かった上でウロチョロしてる、私が一番いやな女やな、っていうお話でした。